本来の業務に加え、プラスαの業務にも携わっている会計局。葵祭の「インフラ」を整備するとは何か。局長(有我瞬)と局員(松田潤平)に、苦悩や思いを聞きました。
※以下インタビュー記事では、インタビュアー(質問者)とインタビュイー(回答者)は同じ学年のため、カジュアルな言葉でのやりとりになっています。
青野:主な仕事内容は?
有我:現金、預金の管理、税理士報告、廃棄物処理。
松田:あと備品と商品の管理。
青野:今、関わっているテント管理の業務とか、企画局の企画の面倒を見ているのは、本来の業務内容ではないの?
有我:潤平のお節介
松田:俺のお節介。笑
青野:潤平が見ている企画局の仕事って何がある?
松田:噛んでいるのは、「スノードーム」、「ポーリングアート」。「板割り」はほんのちょっと、あとはガッツリ「人探し」だ。だから、今の俺の仕事は備品管理と景品管理の統率、細かい連絡、備品購入の窓口。
青野:有我にとっての会計業務の苦労話はある?
有我:振り込みやら支払いやらが色々あって。
松田:瞬が困っているんじゃないかって思うのが、みんな領収書を出すのが遅いこと。多分、周知が足りていないっていうのは俺たちのせいではあるけど。
有我:誰かが受け取った請求書が部室の机の上に放置されていたときは絶望したよね。笑。
青野:次はやりがいと大変さ。それぞれが担っている仕事の種類が違うから、それぞれに聞きたい。
有我:大学のお金を使っていることに対する責任感がすごくある。基本的に俺と潤平で、「こういうのを買いたいんですけど」って言われたら、お金を出す・出さないっていうことを決めていて。個人としてはお金を出したいけど、合理的に大学のお金って考えた時に、出さない選択をしなきゃいけないっていう辛さがある。
有我:やりがいとしては、実行委員を運営する立場っていうか。(キャンパス活性班の企画担当者として働いていた)去年は自分で企画してその通りに働いてっていう感じだったけど、今年は別の視点から学園祭を支えるっていうか。俺らが買ったものが、後々でかい装飾とかになるんだろうなっていう。
松田:達成感の一部だと思うんだよね。責任を全うした故の。
有我:全うした故の満足感というか、平和に運営できそうでよかったなっていう満足感っていうのがある。
青野:次は潤平。自分の仕事とか、プラスアルファのことも含めて、何かあれば。
松田:まず、会計局としての仕事は、ストレスをバネにしているところがある。「ちゃんと返信しろよ!」とか、「俺わざわざ買ってきたんだけど、ありがとうもなしですか!」とかをバネに。ただ、俺がこれをやらなかったら葵祭が回らなくなる部分が出てくるんだろうなって思いながら、みんな俺の掌の上で踊ってやがるぜっていうテンションで。笑。
青野:ネガティブをバネに?
松田:そうそう。ただ、去年葵祭が終わった時の達成感はまだ覚えているから、それを今年無くしちゃうのはおかしいし、葵祭が125代も続いているから、俺のストレスがバネになって、どうにかなるんだったらいいだろうと思いながら。笑。
松田:勝手に仕事見ているのに関しては、企画考えるのは嫌いじゃないから、楽しくやっている部分もあるし。ただ、企画局の面々が結構素直で、連絡も早いし、良い子たちばかりで、気持ちよく対応ができているので。気を使われている可能性もあるけど。笑。その「ありがとう」の一言で割と頑張れるかなって。まぁ(会計局の仕事は)インフラだからね、みんな水道局の人にありがとうって言わないよね。当たり前になっちゃっているのが、良いのか悪いのか。当たり前だって思われていることが(自分達の)仕事がつつがなくできているっていう裏返しでもあるだろうし。ただ、「おいテメェ」って思うこともあるよね。笑。
青野:葵祭実行委員としての展望と葵祭当日に向けた意気込みを教えてほしい。
松田:ストレスをバネにしていると言いつつも、みんなを動きやすくしてあげられればいいなって。結果、葵祭がうまくいけば、来場者が1万人来てくれれば、万々歳だし。実行委員が動きやすいってことは、お客様の満足度にもつながると思って。お客さんに100楽しんでもらえるような形にするためには、自分達がしなきゃいけないことは、まず実行委員が動きやすいようにインフラを整えることに繋がってくるかなって思っています。
有我:会計局って、何か特定の1つについて準備をするんじゃなくて、インフラだから、色々やることが多くて。だから、委員会のためっていうか、全員が動きやすいように、とにかくやるべきことをやらなきゃいけないと思っていて。
松田:俺は最近、手前のことばかり考えるからネガティブになるのかなって思った。目の前のことは嫌なことばかりだけど、忘れがちだけど、ゴールは葵祭が無事に終わることだから。
有我:そのゴールに行くためには嫌だけどやるべきことを片付けるしかない。とにかく目の前のことをやっていって。
松田:そうそう、目の前のことはやらないといけないけど、目線は遠くにやっていって。そうじゃないと持たない。限界が近い。笑。
青野:未来の来場者に一言お願いします!
有我:唯一会計局として直接関わっているのが、潤平が作った「無料体験チケット」なんだよな。
松田:ガラポンの景品として、今年度から初めて無料体験チケットを渡しているので、ぜひ使ってください!
(左:局員・松田、右:局長・有我)
次回は葵祭の”裏ボス”!?事務局長にインタビュー!お楽しみに!
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