『実行委員にインタビュー!』第1回目は葵祭の要(かなめ)である委員長と、3名いるうちの2名の副委員長に聞きました。
青野:大まかな仕事内容を教えてください。
渡辺:基本的に備品の借用についての仕事がありますが、実際にはまだしていません。現段階でやったことといえば、企画会議の質問を考えたり、企画についてアイデアを出したりが多いです。
横山:保険会社の方と連絡をとっています。実行委員や来場されるお客様の安全を守るための保険や、設置するテントの保険についても連絡をとり合ったり、契約をしたりしています。
村木:葵祭実行委員会として学内外の人と話すときに動きます。あとは、班や局で出る相談事を受けて委員会室や部室で話を聞いています。
青野:就任してから半年以上経ちますが、一番印象に残っていることはありますか?
渡辺:自分が出した案を採用してくれて、実行に移してくれたっていうことに、ありがとうっていう気持ちとすごいなっていう気持ちもあります。
青野:すごいな、とは?
渡辺:自分が企画を実行する側だったら、言われた案を受け入れることにちょっと面倒くさいなと思ってしまうけれど、企画担当者が実際に行動に移すとき、自ら「じゃあもっとこうしたらいいんじゃないか」と言ってくれることがあるので、すごく主体的に活動してくれているなっていうのを感じます。いい人に恵まれたなって思います。
横山:企画会議で、最初は全然質問が浮かばなくて、「何を聞くのが正解?」って思ったりしていたけれど、やっていくうちに出てくるようになってきました。疑問もちゃんと自分の頭の中で出てくるし、理解もできるようになってきて、そういう自分の成長を感じられているっていうのがあります。
青野:質問ができるようになるために意識して行っていたことはありますか?
横山:昔の企画書を読んでみたり、昔のことをよく思い出したりしていました。パンフレットを見返してみたり。今まで局に所属していたから、班の知識が全然なくて、ちょっとしんどかったんだけど、少しずつ知識を集めるような努力をしていました。
村木:個人の目線でいうと、そもそも自分が委員長をやると思っていなかったので、委員長がどういう仕事をするかを全く理解していませんでした。最初のうちは去年や一昨年の委員長が何をしていたかをずっと考えていたけれど、昔同様にしてもそれ以上にはならないから、自分が良いと思うことをやるべきだなって思ったんです。次第に、これまでの委員長がやっていたことを振り返る思考がなくなってきました。
青野:その転換期ってどれくらいでしたか?
村木:1年生が入る前には自分で考えた方が良いと思っていた気がします。3月くらいかな。
村木:もう一つは、他の実行委員について。今の3年生に関してはサブチーフ時代を見ていたから、この子達はチーフや局長、局員になってどういうことをするんだろう、大丈夫かなっていう不安がすごくありました。でも、実際に委員長として関わってみると、知らなかったことも知れて、頼もしく思いました。それは自分が委員長になる前からできていたんだろうけど、その知らなかった一面も委員長として関わることで見えるようになったのかなって。
青野:葵祭まで残り2ヶ月(取材当時)になりました。葵祭実行委員の後輩たちに対して鼓舞するような言葉と葵祭自体に対して個人の意気込みを教えてください。
渡辺:後輩たちに投げかける言葉としては、結論から言うと、一人として欠けてはいけないなと思います。本当にそう思っています。欠けていたら、目標の「来場者数1万人」は達成できないと本気で思っているので。みんな必要です。
青野:副委員長として、1万人達成に何ができますか。
渡辺:後輩たちの手伝いをするのはもちろん、積極的にサポートしていきたいと思っています。1人じゃ1万人は絶対に達成できないので。後輩たちに頼って、一緒に1万人の景色を見られたらと思います。
横山:とりあえず、絶対に楽しいから安心してほしい。私の4年間を振り返ると、本当に葵祭しかなかったなぁっていうくらい葵祭だったので。今を全力でやれば、絶対に辛いけど、絶対楽しいよって伝えたいです。今のまま頑張ってほしいし、一緒に頑張ろうっていうふうに言いたいかなって思います。
横山:意気込みは、もっと頼ってもらえるように。私自身もわからないことはたくさんあるけれど、先輩っぽく見えるように頑張りますので、よろしくお願いします。
渡辺:十分見えますけどね。
横山:ありがとうございます。笑
村木:これから何か新しいことを考えるよりは、これまで計画立ててきたことをコツコツやっていくだけなのかなって思います。2年生も3年生も。気を抜いたら間に合わないと思うけど、そんなに心配しないでいいよ。そこまでやってきたら、とりあえず企画は失敗しないと思う。あと2ヶ月は楽しむこと。気は抜かず、でも気楽にやっていただければと思います。
村木:個人の意気込みとしては、葵祭を1年単位ではなく、これからもやっていくものだっていう考え方でやってきたから、来年以降をより良くしていく土台づくりをしっかりできたらなと思っています。
青野:未来の来場者に一言お願いします。
渡辺:国分寺の坂を登ってまで来る価値はあると思います。国分寺駅からここまで来るのに15分くらいかかりますけど、それくらいの価値はあると信じているので、後悔はさせません。必ず、楽しませることができます。私たちもそれくらいの準備をしてきたので。
横山:結構こじんまりした大学だけど、落ち着いて楽しむことができるのが葵祭。結構レベル高く安心安全に運営しているので、絶対に怪我とかもさせないし、安全に楽しんで帰す自信があるので、ぜひ、坂を登ってきてください!待っています。
村木:1回来たら、来年以降も足を運んでくれるだろうなっていうぐらいの学園祭ではあると思います。がっかりするような企画は一つもないです。楽しんでね〜!
(左から、副委員長・横山、委員長・村木、副委員長:渡辺)
次回は、葵祭のお金を司る!影の立役者・会計局のインタビューです。お楽しみに。
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